マダイの傾向と対策・海のダンゴムシ

波止のお馴染みアイドルのフナムシは、捕まえて餌にするとめっちゃ色んな魚が釣れますよね。
あの子達はワラジムシ目です。甲殻類の仲間で等脚目とも言いますね。その中のワラジムシ亜目フナムシ科です。

等脚目の仲間には、ワラジムシ亜目、ヘラムシ亜目、コツブムシ亜目、ウオノエ亜目、キクイムシ亜目…など色々あって分類学も検討中、新種もたくさんいます。
代表的な等脚目を挙げていきましょう。

海辺に住むワラジムシ亜目には、フナムシ、ハマダンゴムシ、ウミベワラジムシ、ハマワラジムシの仲間がいます。
ウオノエ亜目には寄生性が多いですが、自由生活者はスナホリムシ、ダイオウグソクムシ、ウミクワガタ、そしてウミナナフシ、スナウミナナフシがいます。
ヘラムシ亜目にはヘラムシ、オニナナフシ、トガリヘラムシ。
コツブムシ亜目にコツブムシ、ウミセミなどです。

フナムシやハマワラジムシなんかは海岸に住んでますけど泳げないので溺れます。ザコいですな。
スナホリムシやウミナナフシは普段は砂に潜ってますね。ヘラムシやウミセミ、ウミクワガタは海藻の多い岩などに住んでます。
ダイオウグソクムシは流石に大きすぎ且つ深海なので置いといて、フナムシやらスナホリムシがマダイベイトとなっているのは確実です。胃から出てきますもん。
そしてキーワードは"大波"と"潮流"です。
海がシケて大波が砂浜や磯の岩に当たり、フナムシやスナホリムシが海に投げ出され流されてしまうと、泳ぎの下手な彼等は餌食です。
荒れた日は大型のマダイと、そして特にデカアコウは賢くて荒れた時ほど激流エリアにやってきてます。イソガニも多分波で落とされるからだと思います。
風が強いと危険な時もありますが、釣りが可能であればチャンスです。普段は海中にいない、泳ぎの下手なダンゴムシみたいな奴が溺れてます!流されてます!

しまなみエリアのショアマダイの第一人者であるワッキーさん(竹下倫明氏)はスプーンでマダイをめちゃくちゃ釣ってましたね。
本人様から伺ったら、マダイがタイノエみたいな生物を沢山食べていたそうです。マッチザベイト。
スプーンマダイ…カッコいいですね!
"海中の境界層"が釣れるレンジなんですが、スプーンなら巻きの抵抗感を把握しやすく釣れるレンジをキープしやすい…との事。なるほど!重量があるのに浮上しやすいのです。
おそらくスプーンの揺れが必死にもがく等脚目にマッチしていると思います。そして"揺れ"はマダイの習性に非常に訴えるファクターなんでしょうね。
タイラバと同じ原理です。好奇心を煽るようです。
しかしワタクシ、スプーンで未だに何にも釣った事が無いんです…( ;∀;)ナニガナンヤラ。もうちょっと修行します…

レオンさん(加来匠氏)はビーローチというワームを作ってますね!
あれは完全にフナムシ…。マダイにかなり有効そうです。
アジやメバルは普段からコツブムシを大量に食べてますからこちらの方も釣れそうです。
海のダンゴムシ達を模したワームは他にありません。流石です。

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