普通の潮流と激流の違い

どんな場所でもある程度の潮流は発生します。
普段流れないけど時たまじんわり流れますよ、というポイントは、その流れるタイミングが釣れるジアイですね。
そしてそんな場所…日本海や大きな港内や湾内などの流れは"定層流"となってて、底水層と上水層の境目が釣れるレンジですけども、それがそのままゆっくり移動して大体一定となってます。

そのようなゆっくり海域でも、たまに大きく潮流によって海水が動く時に下の層と上の層の境目が巨大なうねりになって"潮目"として出ます。
大きな海からすれば、境界面はミクロ現象で潮目はマクロ現象ですね。

では激流ではどうなっているでしょうか。
速い流れが表層にあります。するとそれに比べて遅い流れが海底や岩、護岸の抵抗によって出来ます。
速い流れと遅い流れの境目に「乱流」が発生します。
乱流層は小さな渦やヨレの集合体です。
乱流の有無が激流と平穏な海域の差です。

更に激流のもう一つの特徴として"カルマン渦"があります。
激しい流れが岩や瀬に当たると、岩の前では盛り上がって乗り越えて、後ろになると落ち込みます。
そしてそのうねりがずっと後ろまで波を打って続いていきます。
そんなうねりの中では乱流層もうねってます。
気象現象としても冬の季節風が済州島に当たる時に出来ますね。
実は潮目がうねってずっと続くのもカルマン渦現象です。
潮目と乱流層は成立する要因は違いますが、挙動は似たようになりますね。
ミクロとマクロの現象が激流でも観察できます。

衛星画像で見るカルマン渦は水平方向なのでわかりやすいですが、実はこんな定周波が富士山でも起こってます。"山岳波"です。これが原因の乱気流で航空機が墜落事故を起こした事もあります。
海の中でも、この山岳波が起こっています。上下方向の渦や波動です。
タギリや藤波を観察する事で上下の海の波動を推察出来ますね。

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