141シンカーアジングの登場

アジングプロトラインの後、リニューアルして"141シンカーアジング"として販売が開始された。そして原糸も変更となってベクトランからゼクシオンに変わった。

原糸が変わり、更にテフロンコーティングが進化したおかげか、プロトラインよりも柔らかく毛羽立ちが少なく滑らかでゴワゴワせず「糸鳴りが酷い」という評価は減る。
しかし"結束が難しく弱い"というのは変わらず、「編み込みを締め付けないFGノット」をするのがセオリーとなっていた。

更に原糸とテフロンコーティングの関係で"使用後乾燥すると劣化する"という問題が出た。
コーティング剤が完全に海水を防ぐ事が出来ず、僅かに繊維内部に入り込んだ海水が乾くと塩の結晶が出来る。
高強力ポリアリレート繊維はあまりにも伸びが無い為、内部の結晶によって繊維が断裂してしまうのだ。
釣行後ロッドにセットしたまま車内などに置いておくと、驚くほど簡単に手で切れるほど劣化する。 リールをすぐに水で流してキチンと保存してやるとマシではあるが、釣りをしている間に海水を吸収してしまうのは防ぎ切れない。シリコンスプレーをラインに吹く事で多少マシになるが完全ではない。

数年ほど前、"AQコート"にコーティングがリニューアルされた。
AQコートとは、植物性の天然ワックスをコーティング剤にしていて海水の侵入を相当なレベルでブロックする。更にスベスベになった感じだ。
これによって結晶による劣化はものすごく改善された。以前は水を流しても劣化は止められずダメなった部分はどんどんカットしていった。
もちろんキャストの指スレやガイドスレ、魚や根ズレで白けた部分はコーティングが剥げて劣化する。手で引っ張ってチェックするのは欠かせない。
しかし本当に劇的に改善しているのだ。

そして天然ワックスはどうやらシリコンスプレーと相性は悪そうだ。
シリコンスプレーを染み込ませるとワックスが剥がれて薄くなるようで強烈に劣化する。
スプレーはリールのメンテのみにし、ラインは水洗いをしっかりして収納しておく事が大事となる。

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