見える潮目と水中の潮目

ゆったりと流れている時は何も変化など無かった海面が、潮の干満の関係で勢いよく流れ出すと"潮目"が出来たりします。
潮が変化するタイミングなどで、岬や小島から潮の流れに乗って何か周辺と少し違う感じ…さざなみが違ったりツルッとした感じだったり水の色の様子も少し違う帯状の水が変化しながら移動してますね。

静かな海は上と下の海水に温度差があるとなかなか混ざらず層になってます。
また川などがあると塩分濃度も違ってきます。
表層のプランクトンや細菌群の多い海水は緑色して泡立ちやすく少し粘性が高い感じですね。
下層の生物が多い岩や海藻の間の水は、冷たく澱んで透明感があります。

流れの強さが増大して海の層が波のように変化して、見えなかった下層の水が上昇しある程度の時間"層状を保ったまま"うねりながら移動していきます。
海面の潮目は海水の層の巨大なうねりの一部分なんですね。

当然ながら潮目は海中までずっと面でつながっています。エサの豊富な層…微生物の多い下層だったり汽水でプランクトンが発生した表層だったりが、魚の活性が高い温かい水の境目で両者が出会う事になり、そこが釣れるポイントになります。

よく「魚探にたくさん反応あるのに食わない」って聞きますよね。
魚も冷蔵庫が空っぽのお家では食事はしないのです。潮目というレストランが流れによって海中に出現する訳です。
その見えない潮目を想像して、狙いの魚種に合わせたレンジの潮目を狙ってみましょう。

カレントゲームは潮を釣るライトゲームですので潮目の発生はとても大事なイベントです。
見える潮目だけでなく、海の中の見えない潮目に、いかに捉えてルアーを送り込むか想像力を働かせてチャレンジしていきましょう。

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カレントゲームベース

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