流境という重要ポイント

激流域で流下ベイトを待ち構える魚は、本流の中ではなく少し流れが緩やかな"流境"にいる事が多いです。
本流だとそりゃ大変で疲れてしまいますよね。

流境は"速い本流"と、その周辺の"違う流れ"の境界面に出来ます。
違う流れとは、「反転流」、「引かれ潮」、「二枚潮」、「底潮」など色々ありますね。

反転流と引かれ潮はほぼ同じ原理で発生しますが、表と裏の関係です。
反転流は岬や島や堤防に潮流がぶつかって、行き先がないので本流と別の方向に向いた流れです。要するに押されて出来る流れ。
引かれ潮は岬に当たる本流の裏側の岸沿いに出来る、合流しようとする流れです。吸われる流れですね。

二枚潮や底潮の原理はどうでしょうか。
海底付近は岩やカケアガリなど抵抗がある場所は流れが低速になったり、平坦な海底では抵抗がないので流れの方向や速度はそのままの勢いで…急には変えられないというのが多いです。
しかし表層の方は急激に速度や方向が変わりやすいです。先程の反転流や引かれ潮が岸の方で発生し、そのため本流の方向が変わる事もありますし、風もありますし。

かなり地形に影響されるのが流境です。
という事は干満によって変化します。
例えば岬によって流れがぶつかり反転流が出来ていた場所が、満潮とともに岬が水没して馬の背になり、流れが乗り越えてタギリや藤波に変化したりなどです。

「地形によって流境が生まれる」
同じような潮の日時であれば、毎回同じような流境が出来るはずです。
フィールドに通えば、いつ流境が出来るのか分かるようになります。同じパターンですからね。

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