切るモノラインと乗る組糸

カレントゲームで使えるラインは比重があってアタリも取りやすく伸びもそこそこ低く操作感がある物が良いです。
組糸では141シンカーアジングのようなポリアリレート繊維や高比重PEが適してます。

ではモノラインはどうでしょう。
ナイロンラインはしなやかで強度もありスピニングで扱いやすいですね。
しかし比重は軽く伸びもかなりあって激流で揉まれるとラインが弛んで操作感が無くなります。ちょっとPEに似てます。潮馴染みが悪いです。
エステルラインは比重が1.4くらいあり伸びも少ないのでアジングによく使われますね。
しかし非常に強度が弱い。シーバスやマダイ、良型のメバルの可能性があるポイントだと躊躇しますね。もし1.5号や2.0号のエステルラインがあれば試したいですけど…
(追記:よつあみさんの"チェルムアンバーコードS-PET"0.8号がMax4.4lbということで使ってみました…が、硬すぎるラインで軽いジグヘッドをスピニングでキャストする釣りに全くマッチしてません。ヨレによるライントラブルがどんなに注意してても発生して釣りに集中出来なくなります。それを踏まえてサンラインさんの"鯵の糸ナイトブルー"0.6号がMax3.1lbで少し強度が足りませんが使ってみました。柔らかいエステルを採用されててヨレは多少改善されてますが風や着水時で不意にスプール落ちが多発するのでフェザリングを集中する必要があります。またエステルラインは表記された強度よりも瞬間的な引っ張りに対して弱いのでドラグやロッドアクションにも注意が必要です。)

フロロラインは昔からライトゲームでよく使われます。特に比重が高いのでドリフトには最適です。
そしてモノラインの特性として"水切れ"が良いのがあります。ラインの抵抗が少なく水を切るように沈む訳です。PEが弧を描いて沈まないのと真逆です。

モノラインは組糸に比べ抵抗が少ないのでアップストリームではより早く沈みより多く探れますが、ダウンストリームになると潮に乗せる事が難しいですね。ジグヘッドの重さの調整が必要です。しかし途中では変えられない(当たり前w)ので大体アップストリームから正面まで来ると回収になります。
高比重の組糸ならばその辺は気にせずに自由自在に操作出来ます。
場所によって使い分ける事が必要です。
(追記:エステルラインの0.6号の使いどころは激流エリアでも大潮の本流が押し寄せてくるポイントで、真っ直ぐアテになる方角へキャストし1.5g以上のジグヘッドで深く潜らせカケアガリを浮上する潮を斬りながらボトムすぐ上をリーリングですね。0.6号ならば抵抗がとても少ないのでよく沈みます。非常に難しいですが誰もしていないゾーンですので大物を狙える"竿抜け"です。)

0コメント

  • 1000 / 1000

カレントゲームベース

激流というフィールドで そこに待ち構えている魚を何でも釣りたい! カレントゲームの魅力を発信します。