マダイの傾向と対策・春の小魚

春のノッコミマダイのベイトで"イカナゴ"は非常に有名ですよね!

瀬戸内では初春に稚魚が発生します。冷たい水を好んで夏は砂に潜って"夏眠"する性質があります。晩秋に親のイカナゴが砂浜に帰ってきて、12月〜1月くらいに卵を産み3月頃には2〜3cmに成長してます。この大量に発生した稚魚を色んな魚が狙って接岸するという訳です。

最近はイカナゴの数がとても減ってニュースに度々報じられます。


ショアマダイの春のイカナゴパターンはかなり研究されてて、夜に常夜灯に集まったり近くの砂の海底に潜って寝るイカナゴの稚魚を想定してマダイを狙います。

5〜10gのブラックバスシーバス用ジグヘッドにシャッド系ワームを付けてボトムを"転がす"ように誘う…や小型メタルバイブレーションのリフト&フォールなど、やはりボトムで展開します。


激流域では底質が岩礁であるのがほとんどで、速い流れの中で重いジグヘッドやバイブだと速攻で根掛かりします。

そこでカレントゲームでイカナゴパターンを狙う場合はボトムをリフト&フォールする代わりにテールがアピールするタイプの小型シャッドワームで底層から中層をじっくりとドリフトさせます。

実績あるワームはエコギアグラスミノー、月下美人フレアビーム、ソードビームです。

ラインは特にアーマードF+Pro0.1号なら底層を探るのに簡単です。

小さいワームでも問題なく食ってきます。なぜ小さくするのか、それは出来るだけフックまで深く口に入れてもらいたいからです。あんまり上下に動かすとマダイは食べづらいのかも?ですね。油断してるとか怪我している小魚を狙うのかも知れないです。

3インチのワーム…コアマンアルカリなんかはホントめちゃめちゃ食ってきます!…が、テールバイトばっかりでフッキングしないのです。鉤まで咥えない…かつては歯型を見ては溜め息ばっかりでした。


さて最近はイカナゴが激減してこのパターンはかなり厳しい状況です。

その代わりのベイトと思われますが、近頃「メバルの稚魚を食ってる」という情報が多く聞きます。

これは憶測ですが、色々な魚を釣ってきて感じるのは「産卵期の前、卵巣や精巣が大きくなりつつある時期は"魚食性"が高まるのではないか」です。

マダイもアジもアコウも、繁殖期の前に大量に発生する小魚を偏食している感じなんです。

稚魚メバルパターンはこれからもっと研究していきます。


早春が過ぎてやや暖かくなってくるとカタクチが接岸してきます。親の群れもいますがシラスもいます。しかしマダイに関しては"シラスパターン"はほぼ無いですね。

マダイはカタクチイワシも相当好きですね。

3cmから10cmくらいの若いカタクチが昼間に確認出来たら、カレントゲームで狙ってみましょう。

表層や少し下のレンジをミノー系のワームでスイミングを入れつつのテンションドリフトや、ダウンストリームでバックドリフトさせつつ流境でステイさせると元気なマダイが食ってきます。

実績ワームはステイで月下美人ソードビーム、表層でコアマンミニカリです。ミニカリでデイでマダイが釣れた事もあります。カタクチが沸いててマダイも狂ってた感じでした。

実はソードビームのステイで過去最高のデカマダイを掛けました。多分軽く80cmオーバー。しかしたまたま隣にいた人がタモ助を名乗り出て頂いたので仕方なく頼むとあんまり上手ではなくラインがタモに引っ掛かって切断…という経験もあります。

タモは絶対の自信がつくまでは手伝わない方が、気まずい雰囲気を味わう事にならないのでオススメです。タモ入れはしっかり経験して勉強しときましょう!

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