風を味方につける事は可能か

軽量なリグを扱うライトソルトでは、風は最大の障壁ですね。海は風が強いですし。
まぁライトゲームに限らず、風は船の釣りから沖磯やらサーフやら釣り人を悩ます最大の敵ともいえます。

爆風の時、ライトソルトゲームをやってる大抵の人は"風裏"のポイントへ移動ですね。簡単に移動出来るのが利点ですもん。どんな離島でも必ず風の退避用の港がありますし、そんな理由でどこかに風裏の漁港や堤防はなんとか探せばあるもんです。
上級者って人はそんなポイントをたくさん知っている訳です。

しかし「敢えての風表」に行くライトゲーマーも少しばかり存在します。
風は、正面から受ければなんとか釣りが成立する事もあるからです。
しかも「風表はよく釣れる」と言われます。
プランクトンや稚魚などが風でショアに吹き寄せられ、それを捕食する魚も寄ってくるから…とよく聞きますね。それと波気があると魚が警戒しなくなって釣れやすい…とも言われます。嘘か本当か定かではないですが。
それと最大の利点は「釣り場が貸し切り状態」ですよ、人混みが嫌いだからライトソルトやってんですからw

激流の海峡部は、海と山が迫っている場所が多いですね。岬になってる所も多いです。風は常に吹いている。
風裏の漁港で常にやってる人よりかは風を受け入れて釣りをするしかないです。慣れろ、です。
しかしやはり風で少し荒れてる方が「なんか釣れるなぁ」となりますね。

ライトゲームでは高比重ラインを使うと、PEラインと比べ風に強いです。
ジグヘッドの重さを決定する基準は、ズバリ風の強さで決まります。
無風ならば0.8gのジグ単でドンピシャなら、少し吹くなら1.0g、強く吹くなら1.2g、なんて決めていきます。スプリットシンカーを付けるなんかもアリです。
それとドリフトの釣りはラインを沈めて潮に流して行くので、「風はあんまり関係ないかな」と感じます。
キャストの時のイトフケとドリフト時の海面から出てるラインのメンディングをなんとか処理すれば釣りになります。
風でラインが浮く力の分だけリグの重さを足す感じで、ドリフトは同じように出来る訳です。
風の向きも関係なく、単純に風が強ければその分重くする、それだけです。

自分自身の経験上、風が吹くと釣れる…のはアジとアコウで実感します。
サーフが近い堤防の話ですが、波がサーフを攪拌して小さな甲殻類が潮流に押し流されてきて、超絶爆風でしたがアジも超絶爆釣した経験があります。
アコウのデカい奴も「風で釣れた」事があります。
いつも通う橋の下のポイントですが、爆風によって波が岸壁や岩にぶち当たっていて、たぶんカニやらフナムシやらが波で海に落ちて揉まれているのをデカいアコウが狙って寄ってきたと思います。

あんまりポイント移動出来ないカレントゲームですが、風を我慢する事で結果的に風の恩恵も得ることが偶にあります。
人とは違う事をやり通せば、人とは違う釣果も得られます。
風の対処法が身に付けば、それは自分の技術となって他の人が諦めてしまう場所でも釣りが出来る…
可能性が広がるという事です。

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