誰も探れなかったゾーン

激流エリアでルアー釣りをされる方は多いですが、アップストリームへ投げてドリフトし、ほとんどの人はダウンストリームに入ると回収するか、よくて流境まで流すけどもラインを張ってしまうとリグが浮き上がった状態になるので回収になります。
メインラインはPEでキャロやスプリットリグを中心に展開してリグの総重量は3〜10gといった感じでしょうか。
勿論ジグ単を使う方も多く、これもほぼ3〜7gの重めのタイプを使用されていると思います。

ほとんどの釣り場は海に突出してまして、潮流は大体横向きに流れます。
釣座の前を潮流が通過し足元で引かれ潮と合流しながら流境を形成しつつ払い出してますよね。
毎日毎日色んな釣り人が色んな釣りで魚を追ってます。大体の場合仕掛けを潮上に投入し、潮流に流されて潮下に行き、払い出す流境まで行きます。
すると合流する流れによって押されるので結局同じ場所に行き着きます。そこの魚は皆釣られて居ません。投げ釣りの場合はどこかカケアガリで止まりそこがポイントになり、また同様に流境まで流れるとそこで止まります。
激流エリアはどの釣り人も大体同じポイントになってしまって魚がいない・釣れない、となりがちです。

流れの下流…そしてその底層付近にある釣れるレンジをゆっくりドリフトさせているルアーマンはほぼいない状態です。
ほとんどの人がPEラインと重たいリグのセットですのでそんなゾーンをドリフトさせるのは不可能です。
"ダウンストリームでも必要以上に浮かせない"ようにラインを選定すれば、ルアーマンの誰も釣ってない"流境の奥"まで送り込んで探る事が出来るはずです。
もっと思い切って払い出しに乗せてラインを出しまくってみましょう。やるだけやってダメならまたそこで考えればいいんです。とりあえずやる。なんでもいいからとにかく釣りたい!
更にシモリがあれば、ウキ釣りでも投げ釣りでも、誰も釣ったことのないゾーンがあります。
軽量ジグ単、潮馴染む極細ライン、操作感度のあるスローアクションのロッド、そして適切なロッドワークを使えば払い出しの流れを潜り込んで、見えない海中の流境に到達出来ます。
はるか先、はるか奥、シモリの向こう側。反転流の更に奥。
竿抜けゾーンを探る事。
カレントゲームの面白い所です。

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