メバルアミパターンあれこれ話

一般的に「ジグ単でアミパターンは難しい」って聞きますよね。
普通の漁港や堤防の常夜灯に集まるアミなんかをメバルやアジがライズしてるけど、モゾモゾしてなかなかフッキング出来ない…という状況ですな。
しかし激流域ではちょっと違うんです。
メバルをストマック調査すると完全にアミ食べていると確認した個体、それを釣った状況は「中層をドリフトしてると"カーン"と響くアタリ」なんですよね。
それなので割と簡単にアタリが取れちゃいます。
常夜灯に寄ってくるアミを食ってるメバルと、激流エリアで流下するアミを狙ってるメバルでは食べ方が違う…って事です。何故でしょうか。

浮遊生活をするアミは、実は別に表層に住まなきゃならないって事でもないんです。
大体昼は底層に居て、夜になると上に遊泳して行きます。鉛直運動です。
そして走光性を持ってます。これは月明かりを感知して「明るい方が上」とプログラムされているから、常夜灯があると勘違いしてそっちへ泳いで行くので溜まるって訳です。
だから暗い場所では、夜の明るさに応じたレンジ…そして潮流によって寄せ集まったレンジ…水温や比重に合ったレンジ…そういう要因を合算したレンジにアミは群れて居るのです。
蛾が街灯に集まりますが、蛾は本来森や林に住んでいる…と同じですね。

明るい常夜灯で「ピチャ!…ピチャ!」ってやってるメバルをよーく観察すると、スズメが米粒ひとつひとつ啄むように、軽く口を開けただけでほんとツイばんでいます。こりゃ確かに釣るのは難しい!
やっぱりプラッギングでからめとるのが理にかなってますわ。
明るいので1mでも2mでも下から見えてる感じでスーッと浮上して反転して戻って行きます。

それに対して潮流に流されるアミを捕食するメバルはどうやってアミを捕食しているんでしょうか?
「カツーン」というアタリは、マイクロベイトを食べているシーバスやゴカイ類を捕食するアジととても似ているんです。
シーバスがハクなんかを食べる時は、口をガバッと開けて水ごと大量に吸い込んで、エラにある鰓耙で濾し取ります。
アジはストローの様に口を伸ばした瞬間にエラを大きく動かして超強力な吸引水流を発生させてイソメをチュルンします。
おそらくメバルも、暗い場所ではアミは小さいので「大体この辺で吸い込んだらええんちゃう?」って口を大きく開けて吸い込んで鰓耙で濾し取って食べていると思います。

難しいとされるアミパターンですが、場所が違えば食べ方も違うしマッチした釣り方も違うのは当たり前です。
カレントゲームではアミパターンのメバルはとても気持ちいいアタリで非常に爽快です!そしてデカい!
全然難しくないのでちょっと皆さんにカレントゲームを是非ともやってみて欲しいです。

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