カレントゲームでのアジ

激流エリアはアジも寄ってきます。プランクトンの発生や流下ベイトが溜まるので好ポイントと言われます。主にサビキ釣りで狙われますね。またチヌやグレ・マダイのフカセの外道で、よくアジが釣れたりします。マキエが流れて効果的に寄せるのでしょう。
しかしルアーでアジ専門に狙うには、激流エリアはちょっと不利だと感じます。
常夜灯ほど定点に"足止め"する力が弱いので回遊して来た群れがすぐにベイトを求めて通過して行く感じです。
ブレイク沿いにアジの群れがやって来てポロッと釣れるのですが続きません。
また表層のヨレ、ボトムの流れでエサを食ってますが、そのヨレや流れがすぐに移動するので続きません。
激流はアジの数釣りには向いてません。しかし1発大型アジを狙うのなら充分に試す価値はあると思います。

カレントゲームでアジが釣れるパターンは主に3つです。
最大流速付近で渦やタギリが発生した時、バチャバチャと表層にライズして渦に溜まるベイトを食べる時。
程よく流れる"釣れる潮"の時に海底のシモリ周りやボトムでゴカイや稚魚を捕食する時。
満潮潮止まり前後、ブレイク沿いなど"回遊道"でフワフワドリフトで待ち構えてたら、運良く群れがやって来た時。
アジだけは回遊次第なので「釣れたらいいなぁ」という心構えでお願いします。

実際に尺アジが釣れた時を見てみましょう。Twitterでは2020年5月22日深夜に32cmと31cmを釣ってます。ちなみに尾叉長なので全長だと35〜36cmになります。
私の仮説「産卵期前は魚食」を基にベイトを"キスの稚魚"を想定してますね。
記憶によればアップストリームでボトムまで落としアクション多めでマダイメインのワンチャンアジ狙いの釣行でした。
これは嬉しい…ツイートはしゃいでますね。

次に中アジの釣果です。
梅雨時期くらいから真夏まで、満潮潮止まりからの引き潮で緩く引かれる潮流で、回遊の中アジをほぼ毎回釣れた年ですね。でも1匹でお終いという釣りでした。
分析もしてますね。2019年でした。

いかがでしたでしょうか。
普段漁港などでアジングされている方は全然参考にはなりませんでしたね。常夜灯下の堤防は明暗の位置…アジの付き場が固定されてます。
しかしヨレに着くアジは、ヨレ自体が出ては消える物なので一定に居るのではないです。また表層のヨレに溜まるベイトなのか、下層の乱流層に溜まるベイトなのかも違いますし下層の乱流層を探すのも見えないだけに慣れが必要です。
「もしアジがいるとして、ベイトは何か、どこにいるか」を考えてないと釣れません。考えてても釣れませんけど。
勘と経験で「なんとなくアジいそう」と思ったら狙ってみればいいですけど、やる事はカレントゲームなのでワームを変えたりアクション変えたりするくらいで、後はいつもと同じように釣れそうな潮・釣れそうな流境を探るだけです。
数釣りではなく尺やギガのアジ…"スペシャルワン"を狙う釣りなのです。

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